本質思考

エッセー

本質思考。何と胡散臭いタイトルかと我ながら思ったが、ほかにタイトルが思いつかなかった。

先に課題を述べる。我々は人生の各イベントについて難しく考えすぎるきらいがある。
例えば就職先や転職先を選ぶとき、多くの人間は様々な指標を手に入れたうえで悩むこととなる(人生の目標が明確であればあまり悩まないが)。年収、福利厚生、会社の知名度、社員の人の好さなど、財務諸表を読めなくてもインターネットを見ればどの情報も手に入る時代だ。情報開示と情報化が進むほど考慮に入れられるデータは増えたが、皮肉にも増えた情報は我々を苦しめてくる。

この課題に対する特効薬を提示したい。それが“本質思考”である。
この思考のインストール方法は簡単である。各対象の本質が何かを考えればよい。言い換えれば「何が無くなればその行動はしないのか?」の論点に答えを出せばよい。

先ほどの仕事先探しを例にとって具体化してみよう。
何が無くなれば“仕事”はしないのか?大部分の人間にとって、それは報酬、つまり金であろう。これがあなたにとっての仕事の本質である。
本質が分かったのであれば、後はそれを追求すればよい。上場会社を給料の高さ(または時給の高さ)順にソートし、上から下に履歴書を送ってみればよい。

尚、本質には付随条件が存在することがある。むしろ、多くの人間にとってそうだろう。
給料が高かったとしても「社会的意義を感じない」「肉体・精神的にキャパを超えている」「面白そうではない」などの理由で選ばない仕事もある。これらが付随条件である。
ただ、この付随条件は本質に目を向けないと見えてこない。金銭報酬という本質に目を向けたからこそ見えてきたのだ。

何のイベントについても同じである。まずは本質を明確にし、それを条件なしに追求する。付随条件の追加(妥協)はそれらが終わってからすればよい。

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