第3夜 大企業vsベンチャーの結論

昨夜寝る前に考えていたこと

迷っている時点で大企業が良いよね

大企業とベンチャー企業という二項対立はムチャクチャ寒い、という前提はあえて無視して話す。

結論、世の中の9割の人は大企業に行った方が良いと思う。

ベンチャー企業やコンサルを新卒カードとして勧める人の主張は以下の3つに収束する。
①終身雇用は終わった。これからは大企業もドンドン潰れる時代だ。だから若手の内から実力を付けるべきだ。
②大企業でセコセコ働くより、ベンチャーで新規事業を立ち上げないか?
orやりたいことを見つけるまでコンサルでビジネスセンスを磨こう!

こういう言葉を聞いて心の揺らぐ人に聞きたい。それはホントだろうか?

まず①についてだが、かなり極端な主張だと思う。それが事実だとしたら日本企業の10年社債なんて怖くて買えないだろうが、機関投資家は未だに社債の購入を続けている。少なくともインフラや不動産デベロッパー、総合商社が我々の労働期間中に潰れる可能性はごく稀だと言ってよい。

②のベンチャーの議論だが、新規事業に参画できる幸運な社員が何%いるだろうか?ほとんどの社員は既存事業の保守に回ることは分かりきったことである。大企業での裁量権は確かに少ないかも知れないが、事業規模は大きく、これがベンチャーでの保守業務より面白くないとは思わない。
コンサルの議論についても、かなり微妙な主張だと思う。その「やりたいこと」があるならコンサルなど入らずにすぐやれば良い。やりたいことが無いからやってないのだろう。「そのうち見つかる」などと楽観的な事を言う人もいるが、今の柔軟な脳味噌で出てこない「やりたいこと」が30、40と歳を重ねるだけで出てくるだろうか?

つまり、多くのマトモな人間は大企業に行くのが最適解だと言える。入ってみて「大企業は自分に向かない」と思えば転職すれば良い。大企業の方が(若いうちは)看板が強いのだから。

新卒カードをベンチャー企業やコンサルティング会社に使う人間というのは、ある種異常な人間である。若干22歳にして「どうしてもやりたいこと」が明確にあったり、20代の1年1年に異常な価値を見出していたり。これらの人間が大企業という組織に入ることは確かに不幸であるが、この感覚を持つ人間はかなり少数派だと思う。

私の場合、「自分の将来が透けて見えるのが非常に気持ち悪かった」という理由で大企業には行けなかった。大企業に入れば40歳、50歳、60歳の自分の姿や生活が何となく想像がつく。これが耐えられず、「そんな人生ならワザワザ生きなくて良いなぁ」と思ってしまうのだ。エンディングの分かっているゲームはしたく無いのだ。

この考え方が多くの人にとって「?」であることは重々承知している。

だから主張しているのだ。「多くの人間は大企業に行った方がいい」と。

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